大切な革財布を永く愛用するためには、日々のお手入れが欠かせません。
財布は、バッグに収めて管理することの多いアイテムということもあり、あまり他人の目に触れるものではないでしょう。
しかしながら、財布は貴重な現金やクレジットカードなどを管理する重要なアイテムです。
本コラムでは、初めて革財布を使うという方でも簡単に理解していただけるよう、必ず行うべきお手入れ方法をご紹介します。
ぜひお時間がある際にお試しください。
お手入れ前に確認しよう!
財布の状態は使う人の心を映すといわれます。
無数の傷や汚れがついているような状態の悪い財布を使い続けると「金運が上がらない。」「財運がやってこない。」と耳にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
さらに、そんな財布を使い続けることによって、周りの人に“モノの扱いがなっていない人”という負の印象を与えてしまう可能性もあります。
だからこそ、毎日使う財布のお手入れはとても大切だといわれているのです。
心の準備をしよう!
財布をはじめ、革製品はお手入れを躊躇してしまうという方がとても多いのが実態です。
その理由に「お手入れに失敗したらどうしよう。。。」という不安感があります。
確かに適切な方法を知らず、適当にお手入れをしてしまうと失敗に終わる可能性は十分にあるでしょう。
なんだか難しそうに感じる財布のお手入れですが、財布の状態を確認したうえで必要となるお手入れを行えば失敗することはほぼありません。
まずば、お手入れすることを難しく考えず、行動に移す準備をしていきましょう。
植物タンニン鞣し革の財布はより丁寧に・・・
植物タンニン鞣し革のような経年変化を起こす素材を使った財布については、より丁寧にお手入れをする必要があります。
オイルを豊富に含む植物タンニン鞣し革は、使い続けることによって美しい経年変化を生む傍ら、お手入れを怠ると乾燥が進み、過度に乾燥をするとひび割れなどが起きる可能性があります。
ただ、お手入れをすれば、どんな素材よりも財布を長持ちさせることができ、美しい経年変化を楽しみ続けることができます。
これを機に身の回りの革製品の状態を確認してみてもよいでしょう。
いつからお手入れをすればいいの?
お手入れは財布の使用前から必要となります。
素材によって違いはありますが、防水スプレーを塗布することで表面に保護膜を作ることができ、水分や汚れの付着を防ぐことができます。
いずれにしても、メンテナンス用品の準備は、財布の購入と併せて済ませておくとよいでしょう。
お手入れ方法をご紹介
財布の寿命は、日々の簡単なお手入れをするかどうかによって大きく変わります。
定期的に行う必要のあるお手入れには、表面の汚れを落とすために行うブラッシングのほか、防水スプレーの塗布などがあります。
ブラッシングで表面の汚れを落とそう!
ブラッシングには、馬毛ブラシを使用します。
この馬毛ブラシはブラッシングだけでなく、様々なお手入れに使用する必要性の高いメンテナンス用品となるので、必ず準備しておきたいところ。
まず、財布は使用することで目に見えないような埃などが付着します。
ブラッシングによってこれらの汚れを取り除き、清潔に保つことがブラッシングを行う目的です。
また、ブラシが刺激を革に与えることで、美しい経年変化を促すという効果もあります。
ブラッシングによる効果はとてもわかりづらいかもしれません。
しかしながら、ブラッシングを習慣化すれば、きっとあなたの財布は継続的に綺麗な状態を保つことができるでしょう。
注意点
ブラッシングをする際に、過度に力を入れすぎると表面に傷をつけてしまう恐れがあるため、ブラッシングは撫でるように優しく行いましょう。
また、フラップなどの折り曲がりがある部分は、特に埃が積もりやすいので念入りにブラッシングをしておきましょう。
リンク:オンラインストア / 馬毛ブラシ
クリームを使って潤いを与えよう!
一般的に、レザークリームは財布が十分に経年変化を遂げたというタイミングで行います。
使用して間もない時期にクリームを塗布したほうがよいという見解が一部ありますが、素材によってはすぐにシミになってしまう場合がありますので、注意が必要です。
元々に革の内部に含まれていた油分は、経年変化することによって徐々に減っていきます。
この油分が不足すると表面は乾燥が進み、やがてひび割れなどを起こす原因にもなります。
上記のような状態を防ぐために、クリームを塗布して油分を補給することで、乾燥から財布を守り、潤いのあるしなやかな状態にすることができます。
特にコバと呼ばれる財布の端部分は乾燥がしやすいため、クリームはしっかりと塗布してあげましょう。
注意点
レザークリームには光沢を出すことに特化したものなど、様々な種類のクリームがあります。
油分と水分のバランスをよく見て選び、塗布する前に目立たない部分を使って、シミにならないかを試してみましょう。
仕上げはしっかりと!
お手入れの仕上げには、ポリッシングクロスを使った余分なレザークリームを除去を行います。
レザークリームの性質によっては、クロスを使って磨くことで簡単に光沢感を出すことができます。
注意点
ポリッシングクロスは必ず革製品用を使用しましょう。
ティッシュやぞうきんなどは目が粗く、財布を傷つけてしまうので使用は控えましょう。
使用前には防水スプレーを!
防水スプレーは、塗布することによって水分の浸透を防ぐことができるほか、小さな汚れの付着を防ぐ効果もあります。
防水スプレーの効果は数日で切れてしまうため、一週間に数回を目安に塗布してあげましょう。
注意点
防水スプレーを塗布する場合は、財布と距離が近すぎるとシミになる場合があるため、十分な間隔を取るように心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
財布は貴重な現金などを入れる大切なアイテム。
財布を綺麗な状態に保つことができれば、金運を上げることができるかもしれません。
ぜひ一度お試しください。
※本コラムのお手入れ方法は、使用されている素材によって効果に違いがありますので、予めご了承ください。