革靴を買う際には、自分の足の大きさや形に合ったものを選ぶことが重要です。
サイズ選びをひとたび間違ってしまうと、その悪影響は足だけでなく、あらゆる部位にまで波及する危険があります。
この記事では、そんな革靴のサイズの選び方について解説します。
足の健康を考える
革靴に限らず、サイズの合わない靴を無理をして履き続けると、足に大きな負担がかかります。
上記のような状態が長く続くと、強い痛みを次第に感じるようになったり、病気になってしまうことがあります。
また、足元の血流が悪化することにより、頭痛・腰痛・肩凝りといった症状が起き、継続的な体調不良に繋がることもあります。
もし、気になるくらいの痛みを足に感じる、すぐに足が疲れる、ソールの減りに偏りがみられるといった兆候を感じているなら、できるだけ迅速に靴を変えたほうがよいかもしれません。
“足の健康は、体の健康”ということをしっかりと意識しておきましょう。
フィッティングの重要性を侮ってはいけない!
履きやすい革靴の条件は、自分の足の大きさと形に合っていること。
足の大きさや形は人によって違い、年齢や時間によっても変化します。
至極当然のことのように思えますが、まずは自分の足の特徴をしっかり把握しておくことが、なにより重要になるということを忘れてはいけません。
また、革靴を試着する際には、確認するべき点があります。
確認するべきことを事前に知っておけば、さらによい革靴選びができるようになります。
どのようにサイズを選ぶ?
特別な理由がない限り、革靴は性別を問わず、試着をしてから買うようにしてください。
デザインがどれだけよいとしても、サイズが合っていないものを選ぶのは、かなり危険。
違和感を覚えたら、きっぱりと諦めること。
また、革靴を選ぶときに確認しておきたい点は、部位と種類によって違いがあります。
それぞれしっかりと確認しておきましょう。
部位
踵
まず、包み込まれるような安定感があるかを確かめてください。
緩すぎたり、きつすぎたりすると、アキレス腱が圧迫されることによって、靴擦れを起こすことがあります。
つま先
ある程度の余裕があるものを選びましょう。
上記のような余裕は、“捨て寸”と呼ばれ、足の指に力を加えるために必要となる部分となります。
この捨て寸がない革靴は、足の疲れの原因になるため、しっかりと確認しましょう。
甲
靴幅が足に合うかどうかを確認してください。
また、日本人の足は、比較的甲が高いという特徴があります。
母趾から甲のあたりには、多くの血管があり、締め付けがあまりにきついと、血流を悪化させてしまいます。
靴紐がついているか、締め付けの程度をうまく調整できるかを調べておきましょう。
くるぶし
歩くときの支点となるのが、くるぶしです。
まずは、くるぶしがトップラインに当たるかどうかを確認してください。
当たっていれば、すぐに足を痛めてしまう恐れがあるので、注意しましょう。
土踏まず
土踏まずのあたりには、筋肉・神経・血管などが集中しています。
土踏まずにかけては、ゆるさがあると足がより疲れやすくなり、きつすぎると血液の循環が悪くなり、足が痺れるなどの症状が生まれます。
“ゆるすぎず、きつすぎない”という感覚があるものを選びましょう。
種類
パンプス
パンプスはサイズ選びを間違うと、すぐに靴擦れになる危険があります。
それぞれのポイントをしっかりと確認しておきましょう。
- ソールの形が合っているか
- 歩いたときにぐらつかないか
- かかとに締め付けがあるか
サンダル
ソールの形状が足に合っているかを確認してください。
- つま先に“捨て寸”があるか
- ソールの形が合っているか
- かかとがはみ出さないか
- 締め付けを甲部分に感じるか
ブーツ
くるぶしが抑えられているかをみてください。
- 靴のなかで足が滑らないか
- かかとが浮かないか
- 大きさと高さはよいか
プレーントゥ
靴下を履いた状態で選ぶようにしてください。
靴下の素材や厚さによって、フィット感に違いが生まれます。
また、靴紐をしっかりと結びましょう。
- つま先に“捨て寸”があるか
- それぞれの指に痛みを感じないか
- くるぶしが革靴に当たらないか
- かかとが浮かないか
- 履き口が広すぎないか
試着時には・・・
まずは歩いてみよう!
試しに歩いてみることは、サイズ選びにおいて最も大切なことになります。
場所は、なるべく硬い床の上を選び、違和感がないかどうかを確かめます。
歩くときには、たまに止まってみたり、ジグザグ歩行をしてみるとさらによいでしょう。
時間帯によって足の大きさが変わる?
足の大きさは、時間帯によって変わっています。
その革靴をよく履くであろう時間帯に合わせて試着をしてみてください。
また、夕方が最も足が大きくなる時間帯になることを頭に入れておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
足の健康を維持するには、サイズ選びを慎重に行うことが大切です。
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