脚がスラっと真っすぐに伸びた、バランスのよい姿勢。
誰もが理想的な歩き方と立ち姿を目指したい気持ちに立ちはだかるのが、内反膝(ないはんしつ)です。
内反膝は“O脚”とも呼ばれ、幼少期に親から「みっともない。」「治す努力をしなさい。」などと指摘されたという方も多いのではないでしょうか。
本コラムでは、そんな内反膝かどうかをチェックする方法に加えて、内反膝になる原因と治し方について詳しく解説します。
内反膝とは?
内反膝とは、直立状態の時に左右の膝が外側に向いている状態を指します。
別名:O脚とも呼ばれ、正面から脚を見たとき、中央部分が英字の“O”のよな形に見えることがこの言葉の由来となっています。
もともと人間は、生後から3歳くらいまでは皆が内反膝をしています。
成長するにつれて内反膝は徐々に治っていきます。
また、内反膝の矯正は男性よりも身体が柔らかい女性の方が改善しやすいといわれています。
症状
膝の関節を傷めやすい
内反膝になると、歩行をする際に膝がまっすぐ正面に向いていないことで、脚の外側から膝をぐるりと回すような歩き方になります。
上記のような歩き方を続けることによって、膝関節は炎症や骨格のズレを起こしやすくなり、ひざ痛になってしまう危険性があります。
ソールの消耗がはやい
靴のソールは、外側にかけて大きく削れていき、結果的に数か月を持たずして履けないような状態となります。
上記のような理由から、内反膝の人は靴を買い替える頻度が多くなり、浪費する靴の数と費用が嵩んでいきます。
原因
正座をすると内反膝になる?
驚くべきことに他国に比べて、日本人には内反膝が多いといわれています。
その背景には、日本ならではの正座という形態が関係しています。
正座を長く続けると正しい膝の形が崩れてしまいます。
内反膝かどうかをチェックしよう!
ソールの状態を確認する
まず、あなたの靴のソール部分を後ろからじっくり見てみましょう。
ソール部分が外に向かってすり減っている方は、内反膝である可能性があります。
鏡で姿勢を確認する
より詳しく内反膝かどうかを調べるには、姿勢を正して直立することで調べることができます。
鏡の前に背筋を伸ばして真っすぐ立ち、以下の部位がくっついているかを確認します。
- 太もも
- 膝
- ふくらはぎ
- くるぶし
もし上記のうちどれかひとつでも隙間が空いているという場合は、内反膝ということになります。
また、その隙間の大きさが大きければ大きいほど、内反膝の度合いが高いといえます。
内反膝は治すことができる?
インソールを活用する
症状を改善させる専用のインソールや靴を使用することで、軽度の内反膝は治すことができるといわれています。
ただ、インソールは一般的な靴に入るように設計されているため、使用する場合は、靴幅に余裕があるものを選び、デザイン性の高い靴の使用は避けましょう。
また、重度の症状がある場合は、病院で診察してもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
内反膝はすぐに治すことができない厄介なものです。
また、内反膝は痛みなどを感じないことがほとんどであるため、健康への意識が向きにくいことがあります。
しかしながら、長期間内反膝を放置してしまうと、脚に強い痛みが生じたりするなど、大きな問題が出てくることを考えておく必要があります。
気になる方は、より詳しく情報を収集したり、病院の医師に相談してみましょう。
リンク:オンラインストア / シューズ