タイトな靴を履き続けるのは、足にとって大きな負担となり、様々な症状を引き起こします。

なかでも、足趾(そくし)が大きく曲がる、ハンマートゥはその代表例といえます。

本コラムでは、そんなハンマートゥの原因と治し方について詳しく解説します。

ハンマートゥとは?

ハンマートゥの症状は、足趾(そくし)の関節が曲がったまま固定されてしまう病気のことです。

症状が現れた際の足の形状が、ハンマーによく似ていることから、ハンマートゥと呼ばれるようになりました。

また、日本では“屈趾症”とも呼ばれ、とくに人差し指によく症状が起こりやすいといわれています。

症状

ハンマートゥの初期段階では、力を入れることで指を真っすぐに伸ばすことができますが、時間が経過するにつれて徐々に元の状態に戻すことができなくなります。

ハンマートゥの症状が悪化すると、魚の目ができることによって、さらに痛みを感じやすくなります。

また、ハンマートゥの症状を気にするばかり、歩行の姿勢が崩れることで、歩行時に不快感が増すことがあります。

原因

遺伝

生まれつき、足の指が長い方はとくにハンマートゥになりやすいとされています。

疾患

糖尿病や関節リウマチを患っている方は、筋肉のバランスが崩れやすいために、ハンマートゥになってしまう危険があります。

ハンマートゥになる主な原因は、サイズの合わない靴を履き続けることにあります。

とくに、つま先のスペースに余裕のないデザインの靴を履くことで、自然と足趾が曲がった状態が続くことで起こります。

また、骨格が完全に形成される前の幼少期に上記のような靴を履き続けると、より早い段階でハンマートゥとなる危険があります。

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ハンマートゥを治すことはできる?

足指のストレッチをしてみよう

足の指のストレッチは、筋肉の強化と柔軟性の向上に繋がります。

手術を受ける必要はある?

残念ながら、ハンマートゥが過度に進行している場合には、手術を受けるのが一般的です。

しかしながら、軽度の場合は医療用インソール・パッドの着用によって、少なからず症状が和らいだりすることがあります。

その他クリニックなどでは、鎮痛剤の処方や注射治療によって炎症を抑えるなどの治療が行われます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

ハンマートゥの主な原因は、タイトな靴を長期的に履き続けることになります。

靴を選ぶ際は、できるだけ柔らかい素材を使用したものを選ぶとよいでしょう。

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