蜜蝋(ミツロウ)とは?

蜜蝋(ミツロウ)とは、ミツバチが巣の製作の為に生み出す材料で、ミツバチの分泌するロウのこと。

別名:蜂蝋(はちろう)とも呼ばれています。

またそれらのロウを凝固させて加工されたものが、我々の身の回りの製品に多く使用されています。

sot(ソット)オリジナルの人気レザーケア商品「ハチロウ」の原料にも使われる蜜蝋。

蜜蝋に含まれる成分はどんな効果があるのか、革製品に塗るとどのような効果があるのかを解説します。

蜜蝋ワックスができるまで

通常ミツバチは羽化(うか)してから約2週間で、巣作りを行います。

巣を作る際、蜜や小さな花粉を食べて腹中の蝋鏡(ろうきょう)という器官で蜜蝋を分泌し、それらを体内の酵素を混ぜて、巣の材料となる蜂蜜を自ら加工しています。

つまり蜂の巣は蜜蝋から成っているんですね。

しかし蜜蝋を作る為には大量のハチミツが必要となり、1匹のミツバチが一生のうちに作りだす蜜蝋はスプーン1杯分といわれるほど貴重なものでもあるのです。

蜜蝋はこのミツバチが持ち運んだ花粉の影響を受けて黄色っぽい色味をしているものがほとんどです。

蜜蝋ワックスの成分と効果は?

蜜蝋の主成分はパルミチン酸ミリシルなどを含んだワックスエステルと呼ばれる成分。

これは保湿効果抜群の成分で、融点が低いことから人間の肌にもスッと馴染んでくれます。

さらにミツロウには柔軟効果と呼ばれる「ものを柔らかくする効果」もあり、塗ったものに潤いと柔軟性をもたらします。

栄養面では花粉由来のビタミンや鉄分、さらにはカルシウムなどミネラル類といった栄養成分が蜜蝋のなかに豊富に含まれているので、健康食材としても注目されています。

蜜蝋を使った身近な製品

蜜蝋(ミツロウ)は私たちの身近にある様々な製品に古くから使用されています。

今では利用することが減ってしまいましたが、手紙をシーリングする封蝋やロウソク、クレヨン、リップクリームなどの今までに皆さんが必ず目にしたことのある製品をはじめ、革製品や木材用の蜜蝋ワックスの材料としても使われています。

現在では巣のままの状態で販売される健康食品のコムハニーのほか、洋菓子作りの材料にも使用されています。

sot(ソット)が作ったオリジナルの 蜜蝋ワックス「ハチロウ」

革のケアに蜜蝋を使うメリット

革製品に対しての蜜蝋は、殺菌成分と汚れ・乾燥・色あせを防止する効果があります。

さらには水分を弾き、シミが付きづらくなるメリットも◎

植物油が繊維にまで浸透することで潤いが生まれ、革内部の栄養を補ってくれます。

革製品は何のケアもせずに乾燥が続くと、表面にひび割れを起こしたり、肌触りが変化してしまう恐れがあります。

そういったものは一度起きてしまうと元の状態に戻すのがかなり困難になるので、蜜蝋ワックスによる定期的なケアが一番の対策法となります。

蜜蝋ワックス『ハチロウ』。 革製品やファスナーのメンテナンスに。

天然の恵みで作られています

sot(ソット)のハチロウは福岡県産の蜜蝋と食用可能な菜種油、オイルのみで作られており、
シンナーや溶剤・石油系の有害な化学成分は一切含まれていない安心の100%天然成分で作られています。

匂いはほぼ無臭に近く、無着色。

ワックスの臭いが苦手な方、ペットやお子様がいらっしゃる場所でも安心してお使いいただけます。

小さな缶入りなので、使い切りにも便利で馴染みもいいのでとても経済的!

また、家の中にある木製の家具の防虫や変形予防にも役立ちます。

このハチロウワックスに加え、汚れ落としや磨きにも使えるクロスとブラシがセットになったお得な「ハチロウレザーケアセット」も好評発売中です。

リンク:ハチロウ / 蜂蝋(ナチュラルワックス)の商品ページ

sotのケアグッズが誕生!お客様の声から生まれたレザーケアセット

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介しいたような「ハチロウ」のような蜜蝋ワックスは、家庭に1つあると革製品だけでなく、家の中の家具のケアもできてしまう優れもの。

化学薬品を使わない天然の蜜蝋ワックスであれば半乾性の為、他のケア用品よりも多少乾燥に時間がかかりますが、乾燥が気になる愛用品のお手入れや、気の利いたプレゼントにぴったり。

さあ、皆様もsot(ソット)の蜜蠟ワックスでいろんなものをケアしてあげましょう!

◎「ハチロウ」の使用と保管

・薄く伸ばすように塗り、30分程度経過しましたら乾いたクロスで拭きあげて下さい。

・寒さで蝋が固い場合には手や湯せん、暖房の前などで少し温めて頂くと使いやすくなります。(温めすぎには注意下さい。)

・冷暗所・お子様などの手の届かない安全な場所に保管して下さい。

・口に入る部分への塗布は3ヶ月程度を目安に使用してください。

その他の場所への使用期限は見た目・使用感に変化が無ければ問題はありませんが、
およそ3年以内の使用を目安にしてください。