鞄の修理について

sot(ソット)では、製品をお使いのお客様に対して、修理についてのご相談や修理対応を承っております。

今回は、実際にどんな鞄の修理ができるのか、どんな修理依頼が多いのかをご紹介します。

※修理費用や期間は、依頼をいただいた時期や製品の状態によって大きく異なります。
また、製品の状態によっては修理ができない可能性もございます。予めご了承ください。

ハンドルの根革補修

どれだけ重厚な作りをしている鞄でも、ハンドルの付け根部分に一番の負荷が加わるのは、どんな鞄でも変わりはありません。

元々にできるだけしっかりとした縫製と金具の採用をしておりますが、荷物の入れすぎや、長年にわたる使用によって、根革とよばれる画像の部分の交換、縫い直し、金具の交換が必要となってきます。

小さなほつれや、革のひびが現れた頃が、修理するべきタイミングですので、定期的に根革の状態をチェックしておきましょう。

ステッチほつれ

糸のハネ(糸穴から糸が出ている状態)であれば、店頭での修理対応も場合によって可能です。

その他、目立つようなほつれは、製品の耐久性に関わってきますので、できるだけ早く修理することをオススメしております。

金具交換

金具の交換で一番多いのが、金具と金具の摩耗によるもの。

摩耗が特に起こりやすいのが、ショルダー部分の金具の接続部分です。

この部分は、金具同士が常に擦れ合う箇所であるため、摩耗するスピードが早く、金属が少しずつ削れていきます。

金具が少しすり減っていると感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。

ハンドル交換

ハンドル交換も承っております。

修理理由として多いのが、乾燥によるひび割れ。

そして次に多いのが、間違った保管方法による革の伸びです。

ハンドルは毎日触れる部分であるため、革の状態が早く変わりますので、鞄のお手入れをする際には、しっかりとハンドル部分も保湿などをしてケアしてあげましょう。

また、ハンドルを吊るしたままの状態で長期保管しておくと、ハンドルが重力によって自然に伸びてしまいます。

正しい保管方法についてはぜひ下記のコラムを参考にしてください。

【重要】知っておきたい革製品の保管方法のコツ◎

裏地の破れ

裏地の破れにも対応しております。

汚れが付いてしまった場合にも修理のご相談は可能です。

革の交換(破れ・裂け)

財布などとは違い、鞄は地面とよく接するものです。

長年の使用で、底面の四隅などを中心に、スレ傷によるダメージが蓄積することがあります。

長く傷を放置しておくと、革が裂けてしまって、革が破れてしまうことも。

革の状態によっては大掛かりな修理となってしまいますので、できるだけバッグは柔らかいものの上に置くなどして、スレ傷に注意しましょう。

また、鞄によっては底面のスレ傷を軽減する「底鋲(そこびょう)」と呼ばれる、金具が付いているものがあります。

こちらも摩耗したら交換をすることをおすすめしています。

真鍮とはなにか。魅力や他の金属との違いなどをご紹介◎

まとめ

いかがでしたでしょうか?

革の鞄は決して安価なものではない為、長く愛用したいと思っている方も多いと思います。

長く愛用するコツは、丁寧に扱い、しっかりとケアをしてあげること。

そして、荷物をあまり入れすぎないこと。

困ったことがありましたら、店頭スタッフはもちろん、ホームページからお問合せが可能です。

お気軽にご相談ください。

※製品のカスタムや他社製品の修理は一切承っておりませんので、ご了承ください。

財布の修理。修理内容などをご紹介