皆さんは普段どのようなバッグを使っていますか?
このコラムでは、バッグの種類ごとの特徴についてご説明します。
バッグの種類と特徴、名前の由来などをしっかり知っておけば、バッグの買い替えやプレゼント選びの時に最適な選択をすることができるかもしれません。
バッグの種類
普段使いしやすい、ハンドバッグやショルダーバッグ
手持ちや肩掛けをして使う、カジュアルな形のバッグをご紹介します。
クラッチバッグ / セカンドバッグ
クラッチは「しっかり掴む」という意味の言葉。
持ち手がなく、抱え持つタイプのバッグです。
それほど沢山のものを収納できませんが、コーディネートにスマートさを演出できるバッグといえます。
また、短いストラップを付けたものや、取り外しのできるチェーンなどが付いていることもあります。
バッグインバッグ
バッグインバッグは主にバッグの整理用として使うバッグのこと。
近年はバッグインバッグを“メインバッグ”として使う方も増え、コーディネートアイテムとしても人気上昇中です。
仕分けの少ないバッグと合わせれば、使い勝手がアップすること間違いなし◎
ポシェット(サコッシュ)
首から下げたり、斜め掛けにして使うバッグ。
長細い紐が付いた、小さなバッグの総称が「ポシェット」です。
身近な場所についつい出かけたくなるサイズ感で、男女問わず若者を中心に人気。
ボディーバッグ / ウエストポーチ
バッグを服や身体と一体化したような“着る感覚”で持てるバッグ。
一般的には斜め掛けをするタイプが多いですが、腕や足に巻き付ける小ぶりなバッグも実はボディーバッグに含まれます。
いずれも抱えて持つことや手提げで持たなくてもよいため、両手を自由に空けて使うことができるのが最大の特徴です。
また、ウエストポーチはベルトと一体型になっているものを指します。
ハンドバッグ
女性用のバッグのこと。
肩から下げる「ショルダーバッグ」、抱え持つ「クラッチバッグ」以外の手でハンドルを持つタイプのバッグをハンドバッグといいます。
トートバッグ
もともとはキャンプで水を汲む作業や氷の運搬用に作られた手提げ袋。
トートバッグは、底にしっかりとしたマチがあることが特徴で、生地やサイズのバリエーションが非常に豊富です。
機能性もあり、幅広いシーンに対応できる、とっても実用的なバッグです。
肩がけができるような大型のトートバッグはスタイリストバッグとも呼ばれます。
ショルダーバッグ / メッセンジャーバッグ
ショルダーの付いた肩掛けが可能なバッグの総称。
そのひとつにメッセンジャーバッグがあり、郵便配達に従事する人に向けて作られたバッグを模したデザインのものをいいます。
一般的には横長で、かぶせ(フラップ)が付いており、持ち手はハンドルとショルダーの2wayタイプ。
革製品はもちろん、ナイロンや布製など素材問わず人気の形です。
ボストンバッグ
厚みのある角丸長方形の手提げバッグ。
ファスナー開閉で出し入れ口が大きく、収納力に優れます。
名前の発祥はアメリカのボストン大学の学生がスポーツ用品と教科書を入れる為に使っていたから。
革製のものは旅行用バッグ、安価で軽量な塩化ビニール製のものは主にスポーツバッグとして使われています。
また、円筒型のものはドラム型ボストンバッグと呼ばれます。
仕事に使われるビジネスバッグ
主にビジネスシーンで使われるバッグをご紹介します。
ブリーフケース
ブリーフは「簡素な・短時間の・要領」を表す意味の英語で、ビジネス用バッグの総称としても使われます。
ハンドル付きのかっちりとした印象を与える革製のものが多いですが、最近はナイロン製のものも増えてきました。
ただ依然として、相手に与える印象が大切なビジネスシーンにおいては革製のものが根強い信頼を持たれています。
アタッシュケース
アタッシュはフランス語で「大使館員」を指す言葉。
昔、大使館員が使っていたデザインのバッグをこう呼ぶようになったことが言葉の起源とされています。
箱型で、かなりしっかりとした造りとなっており、中には書類を整理できる仕切りがあります。
アタッシュケースよりも、より革の厚みが薄いものは「エグゼクティブケース」とも呼ばれています。
ポートフォリオ
ポート「運ぶ」と、フォリオの「2つ折りの紙」の意味を掛け合わせたポートフォリオ。
特徴は両サイドのファスナーが脇下まで伸びており、すべて開口すればバッグがほぼ平らになるデザインです。
入れるものは限定され、主に写真やデザイン画、印刷物などの貴重なものを入れるバッグとして利用されてきました。
時代の変化と共に最近はあまり見かけることはありませんが、使いやすさからビジネス用バッグとして使用される方もいます。
ダレスバッグ
アメリカはアイゼンハワー大統領時代に国務長官を務めていたダレス氏の名が付いたビジネスバッグ。
四角い口金の中央に、持ち手を通すための留め金具付きのベルトが付いた書類鞄で、留め金具を外すと中央から大きく開くのが特徴です。
小学生から大人までが愛用するリュックサック
背負い担ぐバッグの総称をリュックサックといいます。
元は登山用のバッグを意味しましたが、時代とともに変化してきました。
ナップサックやデイバックなどさまざまな種類があります。
リセバッグ
リセはフランスの公立の高等中学のことで、そこに通う生徒が持つ通学用のリュック型のバッグです。
横長の長方形で、かぶせ(フラップ)のついたデザインが一般的。
ハンドルとショルダーストラップを使えば、手提げとショルダーの2wayで使えるのが特徴で、今では全世界でファッションアイテムのひとつとして愛されています。
ボンサック
縦型の筒型になっているバッグのこと。
開閉口は紐を通して絞る巾着型。
ワンショルダーリュックと呼ばれることもあり、大きな荷物を持ち歩く際に使われます。
布製が多く、革製品に見かけることはありません。
バックパック
木製の背負子(しょいご)から発展したアウトドア用(イメージ含む)のバッグ。
負担を軽減するパッド付のショルダーストラップが特徴です。
デイパック
ハイキングや小旅行に使われる小型のリュックサック。
別名:マウンテンバッグとも呼ばれます。
身体への負担を軽減するパッド入りのストラップや背面が特徴で、小さな子供でも使える仕様。
ファスナーがバッグの縁を取り囲むように取り付けられているため、モノの出し入れが非常に楽なのも魅力です。
デザインや素材に特化したバッグ
口金付きバッグ
バッグの開閉口にがま口金具をはじめとした留め金具が使用されているバッグのこと。
デザイン性が高く、日本では長く愛され続けているデザインです。
モノグラムバッグ
組み合わせ文字の意をもつ「モノグラム」。
ハイブランドやデザイナー名の頭文字などを組み合わせた文字をデザインに用いたバッグです。
革製品にはそれほど多くはなく、一般的にはジャガード生地やビニール生地などにプリントされていることがほとんどです。
ワンショルダーバッグ
名前の通り、ショルダーが1つしかないデザインのもの。
エレガントで洗礼されたイメージが人気です。
最近ではボディバッグと同じ意味をなすことも。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、バッグの種類とその特徴、名前の由来などをご紹介しました。
それぞれの特徴を知っておけば、自分の生活スタイルに合わせたバッグ選びもできますね。
下記のコラムでは財布の種類についてもご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。