がま口金具のひとつとして、昔から日本人に愛され続けている、押し口金。
その美しい曲線と薄さによるスタイリッシュなイメージは、時代を経ても魅力的といえます。
本コラムでは、そんな押し口金を使用した、sot(ソット)の製品をご紹介させていただきます。
押し口金とは?
押し口金は、数あるがま口金具のひとつ。
現在、押し口金の生産量は減少の一途をたどっていますが、昭和初期には子供が使うような小さな財布によく使われた金具として知られています。
そんな押し口金の特徴は、一般的ながま口金具の上部にある“ひねり”と呼ばれる突起部分が一切無いこと。
また、厚みもなく軽量であるため、どんな場所に収めても、かさばらずに気軽に持ち運ぶことができます。
すべて手作業で作られる
押し口金はとても複雑な構造をしていることから、製作はすべて手作業となります。
さらに製作には、豊富な経験と熟練した技術が必要となるため、国内で活躍されている専門の職人は数えられるほど少なくなっています。
どうやって開けるの?
一般的ながま口金具は“ひねり”を使って開閉しますが、押し口金は金具中央部を背面から軽く押すことによって、内側にある“機構”と呼ばれるロックがはずれて、パカッと口が大きく開く仕組みになっています。
小さな子供でも、力を入れなくても簡単に開けることができることから、昭和初期頃には子供用の財布によく使われていました。
sot(ソット)の製品のご紹介
緩やかな曲線のあるデザインは、性別や年齢に関係なく、普遍的な可愛らしさを感じていただけるはず。
スリムな形状はキャッシュレス時代に適しており、スーツやジャケットのポケットに入れても着崩れすることはありません。
プエブロレザー 押し口コインケース
硬貨を20枚程度収めることができるコインケース。
底を浅くすることで硬貨が沈まず、一枚一枚の取り出しがとてもしやすい設計となっています。
また、硬貨以外には、印鑑・リップ・アクセサリー・常備薬などの様々なアイテムを収めることができます。
とても小さいため、気軽に持ち運ぶことができます。
リンク:オンラインストア / プエブロレザー 押し口コインケース
プエブロレザー 押し口カードコインケース
軽くて薄い財布として使える、カードコインケース。
内側はポケットが3つに分かれており、中央にカードポケットが用意されています。
紙幣は三つ折りサイズにすれば入れることができます。
サイズは手のひらに収まるコンパクトサイズ。
ワンアクションで内容物をスムーズに取り出すことのできる、便利なアイテムです。
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革について
メイン素材となるプエブロレザーは、イタリア・トスカーナ州に拠点を置くバダラッシカルロ社によって生産されています。
プエブロレザーは、同州に伝わるバゲッタ製法を用いた特別な革であり、一枚一枚が丁寧に鞣されています。
和紙のようにザラりとした手触りは、経年変化による美しい色艶を伴いながら、大きな変化を遂げていきます。
裏地について
裏地には山梨県が誇る伝統工芸品である、甲州織を採用しています。
耐久性に優れており、綺麗に永く使うことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
戦後、生産数が一気に少なくなり、いまではかなり希少な金具となっている、押し口金。
sot(ソット)の押し口金を使用した製品は、ひとりの熟練した職人がひとつひとつを丁寧に手作業することで生まれています。
ぜひあなたも伝統的な押し口金を使った製品を使ってみませんか?
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