経年変化が好きな人々に愛され続ける、ヌメ革。

ヌメ革は、天然皮革にしかない素朴な表情が残る、魅力的な素材のひとつです。

この記事では、ヌメ革の特徴などについて解説します。

ヌメ革とは?

ヌメ革とは、植物タンニン鞣しを施した牛革のことで、軽度の鞣しを行った革のことをいいます。

ただ、ヌメ革の定義は時代によって変化をしており、以前までは“染色・塗装をしていない状態の革”を指していました。

しかしながら現在は、植物タンニン鞣しを施したすべての革のことを指していることもあるそうです。

使用用途としては、様々な革製品に使われているほか、レザークラフト用の資材としてもよく利用されています。

特徴

ヌメ革は品質が保証されている?

ヌメ革は、植物タンニンの色が反映された、肌色に近いような茶系の色をしています。

また、染色加工などの加工が施されていないが故、天然の傷や皺などの自然的な表情がはっきりと残っています。

上記のような理由から、ヌメ革が使われる製品には、自動的に傷がなく美しい見た目をしたものが優先的に割り振られている場合があり、ヌメ革を使った製品の質は高いことで知られます。

ヌメ革は仕上げをしないために傷がとてもつきやすく、さらには汚れやすいという点があるために、その品質管理がしっかりとなされている傾向があるのも特徴のひとつです。

経年変化が楽しめる!

ヌメ革は、経年変化を存分に楽しみたい!という方にとって、まさに理想的な革といえます。

ヌメ革の繊維はとても密であるため、初期の手触りがしっかりとしているものがほとんどですが、使い込むことによって少しずつ繊維がほぐれていき、徐々にしなやかなさが生まれていきます。

地球にやさしい革

自然界に存在する植物タンニンを用いた鞣しが施されているため、環境によい素材となっています。

焼却時に有害物質を出すことがなく、捨てたとしても土に還る。

上記のような理由から、近年は欧州において“地球にやさしい革”として、注目を浴びています。

知ると楽しい!革の表面に見られる様々な表情。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ヌメ革は、天然皮革ならではの素朴な表情に加えて、経年変化の美しさを楽しむことができる素材です。

自然的な風合いが残っているが故に、管理をしっかりと行うことが大切にはなりますが、努力した分だけ、美しい表情を生み出してくれるはずでしょう。

鞣し(なめし)とは。皮が革に変わる瞬間。