数ある足の病気のなかでも、とくにたくさんの方が悩まれているのが、扁平足。
扁平足になると、足に疲れを感じやすくなり、一般生活に支障をきたすほどの状態になることもあります。
この記事では、そんな扁平足の原因と治し方について解説します。
扁平足とは?
扁平足(へんぺいそく)は、土踏まず辺りにある“縦のアーチ”が崩れてしまった状態のことをいいます。
土踏まずには、地面からの衝撃を吸収する、正しい姿勢を保つなどの働きがあります。
この土踏まずがない状態が扁平足となります。
どのような症状がある?
扁平足は、無症状である場合がほとんど。
しかしながら、小さな兆候を見逃してしまうと、アキレス腱に疼痛を感じるようになるなどの症状が表れるようになります。
また、地面からのあらゆる衝撃を吸収する力、地面を蹴る力が低下していくことにより、次第に足全体が疲れやすくなるという特徴があります。
原因はなに?
サイズの合わない靴
扁平足になる原因はいくつかありますが、サイズが合わない靴を履き続けることがよくある原因のひとつとなります。
扁平足である方は、かかと周辺をしっかりと締め付けることができ、なおかつ靴底が厚いものを選ぶとよいでしょう。
生まれつき
一般的に、土踏まずはからだの成長によって、少しずつ作られていきます。
しかしながら、遺伝の影響を大きく受けると、土踏まずが作られないままになることがあるといわれています。
また、幼少期に激しい運動をすると、土踏まずが作られにくいともいわれています。
体重の増加
ある程度年齢を重ねた人が扁平足になる主な原因は、急激な体重の増加。
体形に変化が生まれる第二次性徴期は、とくに扁平足になりやすくなります。
アキレス腱に重い負荷がかかり、縦のアーチが完全に崩れてしまうと、足関節背屈制限をはじめ、後脛骨筋腱の断裂に繋がってしまうこともあります。
ホルモンバランスの変化
ホルモンバランスが乱れると、扁平足になりやすくなるとされています。
セルフチェックをしてみよう!
あなたが扁平足かどうかを、セルフチェックをしてみましょう。
まず、自分の足元を、背後から撮影します。
撮影ができたら、画像の足趾辺りに注目してください。
その際、足趾が映っているようであれば、あなたは偏平足である恐れがあります。
扁平足の治し方は?
ストレッチをしてみよう!
砂地を裸足の状態で歩いたり、床に置いた布切れを指で掴むなどをしてみてください。
歩くときは、できるだけ足の側面を意識して歩きましょう。
上記のような運動をすることにより、筋肉量が増えて、ある程度の症状を和らげることができます。
インソール・サポーターなどを活用しよう!
扁平足の症状を軽減するような商品があります。
ただ、インソールやサポーターをしても症状が改善しない場合には、専門医に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
慢性的な足の疲れを感じるという方は、扁平足かどうかを疑うところから始めてみてください。
リンク:オンラインストア / シューズ