現在市場に流通している皮革素材のほとんどは、“タンナー”と呼ばれる、鞣し革業者によって作られています。
この記事では、イタリア・トスカーナの「M.P.G社」をご紹介します。
M.P.G社
- 創業年・・・1963年
- 創業者・・・ダリオ・ジャルディ氏
- 創業国・・・イタリア
- ホームページ・・・https://mpg.it
歴史
フィレンツェ~ピサの中間地点に位置する、サンタ・クローチェ・スッラルノ地区。
イタリア皮革産業の中心地となる同地区に生まれた、ダリオ・ジャルディ氏。
小さい頃から、とても身近な存在であった、皮革産業に従事することを決断します。
数人の友人とともに、M.P.G社を創業。
創業当初は、資金運用面に大変苦しみ、朝から晩まで働き続ける日が続いたのだそう。
また、新規の取引先を探すことが、とても困難だったといいます。
創業後の数年間は、革靴用の素材のみを作っていましたが、衣料用の素材を作るようになったことで、順調な成長を続けるまでになりました。
特徴
イタリア・トスカーナ州の伝統的な鞣し製法「バケッタ製法」を使い、ゆっくりと時間をかけるようにして、植物タンニン鞣し革が作られています。
また、植物タンニン鞣し革の質を高めるため、タンニンの品質にもこだわっているといいます。
乾燥をさせた革を、ゆっくりと寝かせる作業によって、なんとも言えない味わいのある素材に仕上げているのです。
「なにかを毎日変えること。あらゆる物事に取り組むことはとても楽しい。」と語る、創業者。
ソーシャルメディアにおいては、植物タンニン鞣し革の魅力を語っており、その魅力を世界に発信しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
“イタリアの革の都”と呼ばれる地で生まれた、M.P.G社。
sot(ソット)では、M.P.G社の革を使った製品を取り扱っております。
気になった方は、ぜひ各店舗をご利用ください。
リンク:オンラインストア