
皮革素材について調べたり、実際に購入をする際、「ds」といった文字を目にすることがあります。
この「ds」は、“デシ”と呼ばれるもので、皮革素材の面積を表す単位として使われています。
この記事では、デシ(ds)について解説します。
デシ(ds)とは?
デシ(ds)とは、皮革の面積や単価に使用される“単位”のこと。
あまり馴染みのない単位に思われますが、普段日常的に活用している「メートル法」が基準となっており、1ds=(10cm×10cm÷100)=1㎠と定められています。
そもそも、なぜ「デシ(ds)」が、皮革素材の取引単位として使用されることになったのか。
それは、一枚一枚の形状、面積、状態、品質が、皮革素材の場合には部位ごとに異なるためであり、一般的な生地のような均一性が担保しづらいという懸念があるからです。
また、原皮の重量についても、季節によっても差が出てしまうため、デシ(ds)という単位を使うことになっているのです。
スクエアフィート(sq.ft)との違い
スクエアフィート(sq.ft)と呼ばれる取引単位を使う国が、近年増加傾向にあります。
スクエアフィート(sq.ft)は、1sq.ft=30.479cm×30.479cm÷100)=9.29ds。
もし万が一、スクエアフィート(sq.ft)を使用している国から、デシ(ds)を使用する国に皮革を輸出する場合、その面積と単価を換算しなければなりません。
sq.ft→dsは、1sq.ft×9.29=9.29ds。
ds→sq.ftは、1ds÷9.29=0.1076sq.ftのように換算することができます。
動物によって変わる、デシ数
原皮の面積、重量は、たとえ同じ種の動物であっても、その産地や季節によって変化します。
ただ、おおよその原皮の面積は、動物の種類によって判断することができます。
- 仔牛皮・・・60ds~130ds(4kg~10kg)
- 中牛皮・・・130ds~210ds(10~15kg)
- 成牛皮・・・420ds~450ds(25kg~30kg)
- 山羊皮・・・40ds~45ds(0.5kg)
- 馬皮・・・450ds~600ds(15kg~20kg)
デシ数の計算は、原皮を計量機に通し、10㎠の数量を計測します。
その数量により、最終的な「デシ数」が確定します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
デシ(ds)は、皮革素材の面積を示す単位としてでなく、皮革素材の価格を示すものとしても使われています。
1dsあたりの価格を見れば、おのずと素材の品質を判断できるともいえるでしょう。
レザークラフトなど、皮革素材を直接購入する場合には、ぜひ単価にも注目してみてください。
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