画像引用:https://virgilioconceriaartigiana.it

世界には数多くの革を生産する「タンナー」が存在します。

今回は、イタリアはトスカーナ州ピサ県のサンミニアートに拠点を置く「ヴィルジリオ社(virgilio conceria artigiana)」をご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

ヴィルジリオ社について

シモーネ・ニエリ氏がピサ県サンミニアートのポンテ・ア・エゴラ地区にて創業。

トスカーナ州に古くから伝わる製法を守りながら、タンニン鞣し革を中心に高品質な革を生み続けています。

「革という素材そのものの価値が、私たちによってさらに高いものに生まれ変わること」を理想として、鞣し製法の開発と研究を繰り返しているのがヴィルジリオ社なのです。

原皮のよさを生かした希少な鞣し製法


画像:https://virgilioconceriaartigiana.it

ヴィルジリオ社で鞣される革の原皮は主にスイスやノルウェー、フランスといった、ヨーロッパの中でも比較的寒い地域で育ったものを使用しています。

寒い地域で育った牛の皮は繊維が高密度で丈夫。

さらにそこからキズのない状態のよいものだけをピックアップすることで、欠陥のない完璧な革を作ることができるのです。

また、革の新たな価値を創造するために取り組んでいるのが、スローバスタンニン製法の採用です。

スローバスタンニン製法とは革を長時間タンニン液の入ったピット槽に浸す製法です。

この製法による効果として、皮を傷つけることなく、しっかりと革の内部までタンニン液を浸透させることがあります。

ただ、一般的な革の鞣しよりも数倍の時間がかかるため、21世紀の皮革産業界ではあまり見られない貴重な製法となりつつあります。

仕上げは革らしさを消さないアニリンベース仕上げ


画像:https://virgilioconceriaartigiana.it

他のタンナーと比べても珍しく、ヴィルジリオ社ではアニリンベースでの仕上げのみが採用されています。

アニリンをベースとした仕上げは、革の風合いを消すことなく、自然な光沢があるのが魅力。

ヴィルジリオ社の厳しい基準で選ばれた美しい原皮の良さをそのまま生かすことを考えた、同社のこだわりといえるでしょう。

その数20種類以上!たくさんある革の仕上げ方法をご紹介

ヴィルジリオ社の革を使った製品をご紹介

sot(ソット)では、ヴィルジリオ社の革を使った製品を扱っています。

マレンマレザー

現在発売中の東京店限定品には、世界的に人気のあるマレンマレザーを使用しています。

マレンマレザーはシンプルな見た目と滑らかな手触りが特徴で、イタリアンレザーの中でもエイジングによる色艶の変化が大きいことで知られています。

特別なケアがなくてもしっかりとエイジングを楽しみたい方におすすめです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はヴィルジリオ社についてご紹介しました。

トスカーナ州に伝わる伝統的な製法を守り、さらに進化させた鞣し製法によって生まれた革は、きっとあなたを満足させてくれるはずです。

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