ヴィルジリオ社について

ヴィルジリオ社の基本情報は以下の通りです。

歴史

ピサ県のポンテ・ア・エゴラ地区にて創業します。

創業者であるシモーネ・ニエリ氏によって、現在もトスカーナ州の伝統的な鞣し製法を用いた植物タンニン鞣し革を生み続けています。

特徴

ヴィルジリオ社の手掛けるすべての革は、アニリンベースでの仕上げが採用されています。

アニリンをベースとした仕上げ方法は、本来の革が持つ独特の風合いを消すことなく、自然な手触りと光沢があるのが特徴。

上記は、ヴィルジリオ社の厳しい基準をクリアした、品質のよい原皮の特徴をそのまま生かすことを考えた同社のこだわりといえます。

原皮は主にスイスやノルウェー、フランスなどの気温が低い地域で育った牛の皮が使用されています。

これらの地域で育った牛の皮は繊維密度が高くて丈夫であるという特徴を持っています。

また、ヴィルジリオ社では傷のない美しい原皮を厳選しており、欠陥のない完璧な革作りが追求されています。

さらに近年は、革に新たな付加価値をつけるために、スローバスタンニン製法を用いた鞣しも行われています。

スローバスタンニン製法とは、原皮を長時間かけてタンニン液の入った槽に浸す鞣し製法のこと。

じっくりとタンニンを皮に染み込ませることによって、皮に傷をつけることなく、皮の内部にまでしっかりとタンニンを浸透させることができます。

しかしながら、このスローバスタンニン製法は一般的な鞣し製法に比べて、約数倍の時間と費用がかかるため、現代の皮革産業界では採用されることの少ないとても貴重な製法となりつつあります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

ヴィルジリオ社は伝統的な製法を守りながら、スローバスタンニングと呼ばれる鞣し製法にも挑戦しています。

“単なる革という素材が、私たちによってさらに高いものに生まれ変わること”を理想として、日々鞣し製法の開発と研究を繰り返すというヴィルジリオ社。

その革づくりに対する情熱が込められたヴィルジリオ社の革を使ったアイテムをぜひご覧ください。

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