現在市場に流通している皮革素材のほとんどは、“タンナー”と呼ばれる、鞣し革業者によって作られています。
この記事では、イタリア・トスカーナの「オペラ社」をご紹介します。
オペラ社について
- 創業年・・・2010年
- 創業者・・・ガブリエレ・ディ・サンドロ氏
- 創業国・・・イタリア
- ホームページ・・・https://www.conceriaopera.it
歴史
イタリア・トスカーナ州=ピサ県、サンタクローチェ・スッラルノで創業された、オペラ社。
ガブリエレ・ディ・サンドロ氏の実父は、イタリア皮革産業界に長らく従事をしてきた、とても経験豊富な人だったそうで、よく仕事の話を幼少期から聞いていたのだそうです。
そんな、親から子に継がれた情報を活かして作られる同社の革は、ほかに追随を許すことのない、“世界最高峰”ともいえる品質を誇るものとなりました。
ブーツなどの靴用に使われる素材については、新興タンナーであるにも関わらず、たくさんの注目を集めています。
特徴
オペラ社の最大の特徴は、高級な牛皮を使用した、スエード素材のみを扱っていること。
カッティング技術及び、シェービングの技術は、世界的に高い評価を受けています。
オペラ社で使われている機械のほとんどは、どれも価値が高く、大変貴重な機械となるのだそう。
積極的な設備投資が、高品質の革作りに繋がっているのです。
やさしいものづくり
オペラ社の革には、“あくまで本来持っている表情”がしっかりと残されています。
余計な装飾をしないことで、厳選された高級原皮のよさが見事に生かされ、ナチュラル感のある革に仕上がっているのです。
自然破壊が叫ばれる昨今は、水資源の負担を考えた製法の開発に挑戦をするなど、自然環境に配慮した“新しい革づくり”が進められています。
また、このような取り組みには、部門、役職関係なく、いろいろな垣根を超えた議論や実験がなされているそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
高機能の機械によって、スエードの毛足が均一に整えられた、オペラ社の革。
その質感のよさは、きっとこれからも進化を遂げていくのでしょう。
sot(ソット)では、オペラ社の革を使った製品を取り扱っております。
気になった方は、ぜひ各店舗をご利用ください。
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