皆さんは“銭洗い”と呼ばれる体験をしたことはありますか?
銭洗いとは、弁財天を祀る神社(銭洗弁天)にて、お金を洗い清めることをいい、財運・金運を上げる因習のことです。
この記事では、そんな銭洗いの方法と、全都道府県の銭洗弁財天の社をご紹介します。
銭洗いとは?
銭洗いは、浄財(じょうざい)とも呼ばれ、長い歴史のある習わしのひとつ。
弁財天を祀っている神社(銭洗弁天)にて、銭貨を水に浸して清めることにより、財運と金運が上がるとされています。
また、銭貨のことを“種銭”(たねせん)、銭洗いをしたものを“福銭”(ふくせん)と呼び、無事に清められた福銭は、できるだけ早く手放すとよいとされています。
心の浄化を促す
銭洗いをすることで、心も清めることができます。
静かな境内にて、ゆっくりと銭洗いに集中して取り組むことができれば、心の不浄を取り除くことができるといわれています。
銭洗弁天がある社はどこにある?
銭洗弁天がある全国の神社
銭洗いを実際に体験できる主な神社には、以下のようなところがあります。
- 金華山黄金山神社(宮城県)
- 磯山弁財天(栃木県)
- 川越銭洗弁財天厳島神社(埼玉県)
- 宇賀福神社(神奈川県)
- 江島神社(神奈川県)
- 小網神社(東京都)
- 井之頭弁財天(東京都)
- 六波羅蜜寺銭洗弁財天(京都府)
- 三光稲荷神社(愛知県)
- 筥崎宮(福岡県)
銭洗弁財天宇賀福神社に行ってみよう!
銭洗いを体験できる神社は全国にいくつかありますが、そのなかでもよく知られているのが、神奈川県鎌倉市にある、銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてん うがふくじんじゃ)です。
銭洗弁財天宇賀福神社は、“銭洗いの聖地”として知られており、鎌倉市の人気観光地のひとつ。
銭洗いは、境内洞窟のなかで体験することができ、その独特な空気を味わうことができます。
また、銭洗弁財天宇賀福神社周辺は、源頼朝が天下泰平を祈願した地とされており、その長い歴史を感じることができます。
リンク:銭洗弁財天宇賀福神社
銭洗いの方法
まずはじめに、手水舎にて、手と口をしっかりと清めます。
境内にある社務所で料金を収めたら、献灯と献香をして、銭洗いを行いましょう。
銭貨は水で全面を濡らす必要はなく、一部分だけを水に浸して清めるだけでも問題はありません。
お清めした後は、きれいな布に包んで水気を取り除き、自分の財布に戻してください。
銭洗いに適した日がある??
弁財天との結びつきがある、巳の日(みのひ)・己巳の日(つちのとみのひ)・辛巳の日(かのとみのひ)・辰の日(たつのひ)などの日は、銭洗弁天の参拝と銭洗いを行うのにとても相応しい日。
上記のような日には、財運・金運の上昇を願い、全国各地から沢山の参拝者が銭洗弁天を訪れ、銭洗いをされています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お金を清めて、財運と金運を上げることができるといわれる、銭洗い。
銭洗弁天がある神社が近くにあるという方は、ぜひ銭洗いにも挑戦してみてはいかがでしょうか?