日常生活の中でよく耳にする“メッキ”という言葉。
皆様も一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

メッキは主に金具の加工に使われるもの。
美しい光沢が生まれるこのメッキを使った加工ですが、
それ以外にも古くから伝わるこのメッキにはどんな効果があるのか、
また、ほかの金属との違いなどを解説します。

そもそもメッキとは?

「めっき」という言葉。
その発音から、よく外来語と思われる方が多いのですが、実は日本語。
漢字では(鍍金、鍍)と書きます。

「メッキ」はよくカタカナで表記されることがありますが、
日本語なので平仮名の「めっき」で書くのが正しいとされているんだとか。
※本記事ではわかりやすく「メッキ」と表記しています。

メッキ処理は金属の腐食を防ぐ役割で主に施されます。

古い時代にメッキ処理によって元の綺麗な金色が消え、見た目が水銀の銀色になることから「金が滅ぶ」と書いて「滅金(めつきん)」と呼ばれるようになり、その後時を経て「鍍金」に漢字を変えました。

海外から伝わったメッキ

意外にもメッキ加工の歴史は古く、起源は約3500年前にまで遡ります。

メソポタミア時代の中東(現在のイラク)では金属の腐食防止のためのメッキ処理がこの時代には既に行われていたといいます。

日本には古墳時代にあたる4世紀から7世紀に中国からメッキの技術が伝わって使われ始めます。
のちに国内各地の古墳から、金色にメッキされた青銅の馬具や銅の装飾品などが多く出土されています。

メッキ処理が施された歴史的な遺産の中でも、特に有名なものが奈良の東大寺の大仏(東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)です。

奈良の大仏には「塗金(ときん)という方法でメッキが行われているという文献も発見されており、これは大仏全体の腐食を防ぐ対策として採用されました。

この「塗金」という方法がメッキ処理の中で一番古く、先ほどご紹介した昔の馬具や装飾品も同一の方法でメッキ処理されています。

メッキ処理をする理由

実は金属類や鉄はそのままにしておくとかなり早い段階で錆びてしまいます。

素の状態の鉄は条件が悪ければ数10分程度で赤錆が浮くことも。
一度錆が出てしまった鉄は、本来の性能を発揮できなくなり、さらに錆が進行していきます。

この錆の浸食を食い止める表面処理の方法のひとつがメッキ処理。
メッキ処理を施すことで錆の浸食を抑えることができ、丈夫で長持ちする商品に生まれ変わるのです。

このほかにもメッキ加工をする理由には、製品の見た目を美しくするという目的もあります。
フォークやナイフのようなカトラリーをはじめ、アクセサリーや車のエンブレムなど見た目がとても重要となるような製品に使われ、われわれ sot(ソット)のカバンや小物の金具にも使われています。

また、メッキ処理を施せば軽量の金具素材を使うことが可能となるため、商品自体の重量を抑えることができ、結果的に商品ユーザーの身体への負担が少なくすることができるため、sot(ソット)の製品にも多く採用しています。

メッキのデメリット

メッキにはメリットもあればデメリットもあります。
それは長期に渡ってメッキ処理されたものを使い続けるとメッキが剥がれてしまうということ。

これはどんなものでも起こることですが、これがメッキのデメリットです。

ただ錆(さび)の浸食を防ぐための加工を施しているため、
結果的に無加工のものを使うよりも長く使うことができるので、多くの製品にメッキ処理がされているんですね。

まとめ

いかがでしょうか?

メッキ処理の重要性がお分かりいただけたと思います。
メリットの多いメッキ処理ですが、デメリットであるメッキの剥がれが気になるという方、
sot(ソット)では金具の交換を修理というかたちで承っておりますのでご相談ください。※一部対象外品あり。

またsot(ソット)の製品にはメッキ金具以外にも真鍮金具も採用しています。

ご来店の際にはぜひ商品の金具部分にもご注目くださいね。

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