日本人に多い足の病気のひとつである、O脚(内反膝)。

その醜い立ち姿から、幼少期に親などから「みっともない。」「治しなさい。」と指摘されたという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、そんなO脚の原因と治し方について解説します。

O脚とは?

O脚(おうきゃく)とは、直立した時に、左右の膝が大きく離れている状態のことをいいます。

正式な名称は、内反膝(ないはんしつ)ですが、正面から両脚を見たときに、中央部分が英字の“O”のような形になることから、このような呼び名が定着しました。

どのような症状がある?

膝の関節を傷めやすい

膝が正面に向いていないことで、O脚を患うと、膝をぐるりと回すようにして歩かなくてはならなくなります。

このような歩き方をしばらく続けると、膝関節辺りに炎症が頻繁に起きたり、骨が変形するなどのさまざまな症状が表れるようになります。

ソールの消耗がはやくなる

ソールは大きく削れていき、結果的に短期間で履き続けることのできないような状態になります。

靴を買い替える頻度は高まり、基本的な生活をするための費用が嵩んでいきます。

原因はなに?

正座

驚くべきことに、日本人は他国の人に比べて、O脚になりやすいとされています。

その原因は、正座という習慣にあります。

正座を長く続けると、正しい膝の形が崩れてしまうために、O脚になる危険性が高まります。

セルフチェックをしてみよう!

あなたがO脚かどうかを、セルフチェックしてみましょう。

ソールの状態を確認!

まず、あなたの靴のソール部分を後ろからじっくり観察してください。

ソール部分が外側に向かって擦り減っている場合は、O脚にあたる可能性があります。

鏡を使って姿勢を確認!

鏡の前に立ち、背筋を伸ばしてお尻を閉めた状態で、以下の部位がくっつくかどうかを調べてください。

  • 太もも
  • ふくらはぎ
  • くるぶし

もし上記のうち、どれかひとつでも隙間が空いている場合は、O脚ということになります。

また、その隙間の大きさによって、重症度が変わります。

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O脚の治し方は?

インソールを活用しよう!

インソールを活用することで、軽度であればO脚は簡単に治すことができるといわれています。

ただ、インソールは医療用のものを選ぶようにしてください。

また、インソールは一般的な形の靴に入るように設計されているため、インソールを入れる靴は、幅に十分な余裕があるものにしましょう。

ストレッチをしてみよう!

ストレッチをすることによって、足の動きをよくすることができます。

とくに、O脚の原因となる、かかと付近の骨や関節をよく動かすことで、正しい骨の使い方を体で覚えることができます。

とくに、女性は男性よりも関節が柔らかいため、ストレッチによる効果が得やすいといわれています。

歩き方を見直す

普段の歩き方を見直すだけでも、軽度のものであれば治すことができます。

正しい歩き方は、かかととをゆっくり地面に着けて、土踏まずを浮かせるように歩くことを意識しましょう。

矯正を検討する

なかなか症状が改善されない場合は、すぐに専門の医師に相談してみましょう。

クリニックなどでは、鎮痛剤の処方をはじめ、注射による治療などが行われています。

また、症状が重度である場合は、矯正を考えましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

O脚は、比較的激しい痛みなどがないため、セルフチェックによる気づきが大切です。

また、O脚を長らく放置してしまうと、次第に痛みが増すことがあります。

気になった方は、より詳しく情報を収集する、病院の医師に矯正について相談してみるとよいでしょう。

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