上品な輝きを放つ、天然のシボ。
引き締まった表情は、まさに大人の鞄に相応しく、誠実な印象を与えてくれます。
この記事では、珍しい牛の革を使用した、ゼブレザーシリーズをご紹介します。
ゼブレザーについて
引き締まった表情
ゼブレザーの原皮は、ラクダのように、背中にコブを持った、コブ牛と呼ばれる牛の皮が使われています。
コブ牛は、気温が比較的高い、亜熱帯地域に主に生息している品種。
その特徴は、他種に比べてやや小型であることから、繊維が強くなっており、引き締まっている点にあります。
また、亜熱帯地方に生息する牛は、様々な害虫や病気から身を守るための耐性を持っているので、比較的傷が少ないことも特徴のひとつ。
上記のような理由により、繊維が強く、傷のない美しい表情になっているのです。
混合鞣しを経て、革鞄に最適な革へ
ゼブレザーには、混合鞣しが施されています。
この混合鞣しとは、コンビネーション鞣し、コンビ鞣しとも呼ばれており、植物タンニン鞣しとクロム鞣しを繰り返していく鞣し製法のこと。
植物タンニン鞣しの魅力である、天然の美しい表情を損なうことなく、クロム鞣しの特徴である、耐久性と耐水性を与えることのできる、言わば、ふたつの鞣し製法の“いいとこどり”をしたのが、混合鞣し革の特徴といえるでしょう。
経年変化が雰囲気をガラりと変える!
ゼブレザーシリーズは、混合鞣し革であるため、経年変化を楽しむことができます。
約数年をかけて、表面の凹凸感が薄れていき、光沢感が生まれていきます。
また、柔らかくなることによって、製品としての使い勝手が向上します。
裏地について
各製品の裏地には、山梨県の伝統工芸である甲州織を使用しています。
甲州織は美しい光沢感と色合い、滑らかな手触りを楽しめます。
表面には傘と同じコーティングを施すことで、丈夫かつ防水性と防汚性に優れた強い素材に仕上げられています。
お手入れについて
ゼブレザーのように、油分を含んでいる混合鞣し革には、お手入れが欠かせません。
お手入れをすることにより、革製品の見栄えのよさを長続きさせることができるだけでなく、カビ、色落ち、色移りなどのさまざまな問題を防ぐことができ、革製品の寿命を伸ばすことに繋がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ゼブレザーは、植物タンニン鞣しとクロム鞣しのふたつの鞣し製法をかけ合わせた、とても耐久性に優れた素材となっています。
気になった方は、ぜひ各店舗にてお試しください。