2021年秋に発売予定の新作のペンケースのデザインアイデアを、sotファンの皆様と考える、この企画。
4月5日から約2週間に渡り、デザイン案・アンケートを募集させていただきました。
ご参加いただきましたフォロワーの皆様、改めましてご参加ありがとうございます。
今後、デザイナーが、実際にペンケースのデザインを作り始めます。
このコラムでは、皆様の意見が実際に製品となるまでの工程を一挙公開。
いただいたデザイン画やアイデア、デザイナーによるペンケースのデザイン作成の様子、革や金具選びの様子などをこちらのコラムにてお届けしていきます。
ペンケースについてのアンケート結果を大発表
4月5日~15日の期間中、Twitterにて8つのアンケートをさせていただきました!
質問内容は理想のペンケースの色や素材、大きさ、形まで様々。
アンケート投票数は合計1451票も集まり、それぞれとても興味深い結果となりました!
では、気になるアンケートの結果を見ていきましょう。
素材はsot(ソット)の中でも人気の高いプエブロレザーがトップ。
その他の意見ではコードバンやブライドルレザーといった重厚な革を希望する声も!
色はやはり本革らしい自然な色を希望される方が多いようですね!
また、少しクールなグレーカラーを推す声もいただきました!
コメントではクルクル巻けるロール型や、がま口型といったご意見も!
使いやすさを決めるペンケースの収納量。
5本~8本と、比較的容量の大きいペンケースを希望される方が多かったようですね。
やっぱりデザインは大切な要素なのが分かりました。
デザインが良いものはどんなものでも愛し続けてもらえますからね!
こちらも意外な結果となりました。
裏地にこだわっているブランドだと知っていただけていることもあってか、裏地があったほうがいいというご意見が約8割にも及んでいます!驚きです!
消しゴムや定規といった基本的な文具を入れたいという方が多いようです。
また、クリップや修正テープを入れたいなどのお声もいただきました。
金具は温かみと上品さのあるゴールド系が人気でした!
皆様からいただいたデザイン案
は せ が わ 2(@Bokusui5)様のデザイン案
TRUNK LEATHER PEN CASEと名付けられたこのデザインモデル。
トランクのように深さをもたせた平型のペンケース。
ポイントは角の処理。理想の素材はプエブロレザーや耐久性のあるシュリンクレザー。
右部分には、万年筆が2~3本くらい入るように。
左部分の大ポケットにも普通のペンが2~3本くらい入ります。
また、万年筆2~3本と細身のペンシル1本、ボールペン2本 、15~17cm定規 、消しゴム 、付箋などがしっかりと収納できる容量大のペンケースデザイン。
編集部より:革製品の欠点である、角の強度にこだわったこのトランクペンケース。なんだかとても可愛く、実際に製品になったものが簡単に想像できました。
また、新しくデニム素材も使われていて、おもしろいアイデアだと感じます。
容量もしっかりとあるので、どなたでも使いやすいモデルですね!
LP(@LP23371361)様のデザイン案
さらにはフラップも付いていて、ファスナーによってもペンが傷つかずに済むのは、想像力豊か。。
nabesan(@nabe5011)様のデザイン案 ①
一枚革で作られることでコスパに優れたデザインに。
風呂敷から発想を得たので、商品名はFUKUSAとなんとも可愛いアイデア!
素材はプエブロレザーでキャメル。
編集部より:今までにないペンケースのデザインだと思いました!
元々にポケット型になっている点などを見ると、とても実用的です。
sotのロゴ入りのレザーパッチの設置もとても嬉しかったです。
nabesan(@nabe5011)様のデザイン案 ②
置いたらどこでも圧倒的存在感を感じさせるような、持ち運びを前提としないペンケース!
理想の素材とカラーはプエブロレザーのキャメルで、 筆記具が沢山収納可能。
こだわりのある大人向けの学習筆箱をイメージした、お気にの文具はいっぱいにできる夢のペンケースです。
編集部より:なんとも贅沢な品!
せっかくなので、この中には高級文具を入れてみたいものですね。また、インテリアに溶け込むペンケースとは、なんともオシャレ。想像力に圧倒されました。
nabesan(@nabe5011)様のデザイン案 ③
ポストマンバッグからインスピレーションを受けた、pen-postという商品名!
プエブロレザーに加えて、スエード地も採用。
筆記用具と小さな小物も収納できるユーティリティなデザインに。
こだわりは、内側に収納可能な、スエードを表に出して、クリップの跡を軽減している点。
編集部より:ベルトを通すことができる、便利な仕様ですね!
ペンが革を傷つけないように設けられたスエード部分も、おしゃれポイントに。
ペンをよく使うお仕事の方にも喜ばれそうな逸品です!
デザイナーがラフ画を描き始めました
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デザインスケッチをするデザイナー。
皆様からいただいたアンケートをもとに、デザイン性と実用性を兼ね備えた作品にするため、かなり集中しています。
できあがったラフ画にはいくつかのデザイン案があり、この中から一番よい案がサンプル品として作られます。
職人との協力 ~サンプル作りに向けて~
梅雨の中で束の間の晴れ空が広がった6月24日。
デザイナーと共に、都内にて今回のプロジェクトに協力してくださる革職人さんとの打ち合わせを行いました。
※画像に映っている製品はこのプロジェクトに関係ありません。
この話し合いは、理想のペンケースのデザイン画を職人さんに見てもらい、生産時期やコスト、そしてペンケースの使い勝手をよりよくするための技術的な話し合いをする貴重な場です。
まず職人さんから指摘されたのは「かなり高度な技術がいるデザイン」とのこと。
ペンケースは立体的なものとなるため、革を曲げたりしなければなりません。
革の厚さや素材によっては革が破れてしまったり、大きく耐久性が落ちるなどのアクシデントが起こることも。。
想像の域だけでは作れないものが多いのです。
しかし、「この難しいペンケースを作るのはチャレンジのし甲斐がある。」とも言う職人さん。
なにやら特別なミシンも使う必要がありそうだとのこと。
いったいどんな第一サンプル品ができるのか。
初期サンプルが完成
8月25日、予定より少し遅れてサンプルが完成しました。
少しばかり凝ったデザインということもあって、サンプル作りにも時間と特別な技術を要したとのこと。
全体をお見せすることはできませんが、いくつか写真をご覧ください。
※写真のカラー、素材などは関係ありませんので、ご了承ください。
製作スタート
只今、丁寧に限定数で新作ペンケースを製作中です。(10月10日時点)
発売発表予定
大変長らくお待たせいたしました。
まもなく発売発表させていただきます。
もうしばらくお待ちください。(11月26日時点)