あなたはこれまでに財布を無くしてしまったことはありますか？
どんな人でも、財布を無くしてしまったと気づいたら、とても焦ってしまうでしょう。
本コラムでは、そんな財布を無くしてしまった場合の対応に加えて、もし財布が盗まれてしまった場合の対処法について解説します。
財布を無くしたら・・・
まずはクレジットカードとキャッシュカードの不正利用を防ぐこと
財布を無くしてしまった場合は、まずは財布の中に入っていたクレジットカードやキャッシュカードのカード発行元に紛失の届出と利用停止の連絡をしましょう。
クレジットカード会社の多くは、24時間対応していますので、安心してください。
クレジットカードなどは、場所によって本人確認や暗証番号の入力がなくても利用できる場合があるので、とくに注意が必要です。
カードの利用停止の申告と手続きが遅れてしまうと、その間に不正利用された分を負担しなければならないこともあるようですので、補償が受けれる条件を、会員用の利用規約を読んで確認しておきましょう。
また、カードを再発行した場合には、カード番号が変わることがありますので、公共料金の支払い設定などをすぐに変更するとよいでしょう。
まずは、クレジットカードとキャッシュカードの利用停止を迅速に行うことが、財布を無くした場合には、最も重要となることを頭に入れておくことが大切です。
ICカードの停止もお忘れなく！
交通系ICカードは記名有の場合に限り、利用停止を各駅の窓口にて申請することができます。
紛失した場所に思い当たりがある場合・・・
財布をどこかに落としてしまったと思われる場合には、紛失したことに気付くまでに利用した施設などに連絡をして、財布が届けられていないかを確認してもらいましょう。
バスや電車などの公共交通機関の施設内におけるあらゆる拾得物は、一定の期間を過ぎると、指定された警察署などに移されることになっています。
いずれにしても、各事業者や施設の担当者の指示に従って行動しましょう。
遺失届の提出をしよう
遺失届を警察署や交番にて提出すれば、財布が届けられたときに連絡を受けることができます。
遺失届に記載する内容は以下の通りです。
- 日時・場所
- 個別番号・記名
- 形状・色・付属品の特徴など
個別番号は、財布に入っていたカードの番号になります。
遺失届は受理されるまでに数日から数週間かかる場合があります。
また、拾得者から財布が警察に届けられた場合は、約3カ月間保管されることになります。
遺失物検索ページについて
各都道府県の警察のウェブサイトで拾得物情報を確認することができます。
リンク：警察庁 / 遺失届情報サイト
保険証などは再交付を申請する
遺失届を提出してから正式に受理とデータの反映がされるまでに、数日から数週間かかる場合があります。
その間、必要な保険証や免許証が使えなくなると不便となる方は、各都道府県の管轄部署にて再交付を申請しましょう。
自動車の免許証は警察署、国民健康保険証の交付は役所などで手続きすることができます。
財布を盗まれたら・・・
財布を明らかに盗まれたと判断できる場合は、財布を無くした場合と同じように、カード類の利用停止を行ったのち、警察に相談してください。
警察では、被害届と遺失届の提出を行うことになりますが、被害届は現場検証などが必要となるため、受理される確率はやや低いといえます。
被害届が受理、捜査が行われるためには、明確な場所や日時などの被害情報が必要になりますので、入念に準備しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
財布を無くした場合は、まずは慌てずに行動しましょう。
また、財布はできるだけバッグなどに入れて管理するようにして、不用意な紛失を防ぎましょう。
