革の表情と経年変化が特徴のゴーストレザー（ghost）

ゴーストレザーはイタリア・トスカーナ州にある老舗タンナー「ブレターニャ社」で“バケッタ製法”を用いて作られており、植物フルタンニン鞣し、牛脂をたっぷりと浸透させる伝統的な技法で生まれています。

ゴーストレザーの最大の特徴はその表情にあります。

ロウは徐々に革の内部に浸透し革の表面から姿を消しますが、寒い時期になると再びロウが革の表面に浮き出てくる現象「ブルーム」もお楽しみいただけます。（※ブルームは必ず出るものではありません。）

白色のロウ（蝋）が表面にうっすらと浮き出ている表情が最大の特徴。
また、ロウが持つ効果によって、空気による劣化や防水性にも優れたレザーでもあります。

ロウは革に浸透させるために時間をかけて何度も重ね塗りをしていくものとなっており、その層や濃淡は革ごとに一つ一つが異なります。
ゴーストレザーの特性として、ロウにより革本来のシボ、表面の班や傷などが目立つことがございますが、天然素材ゆえのものとなりますため、何卒ご理解ください。

ロウは徐々に革の内部に浸透し革の表面から姿を消しますが、寒い時期になると再びロウが革の表面に浮き出てくる現象「ブルーム」もお楽しみいただけます。（※ブルームは必ず出るものではありません。）

高級感漂う甲州織。400年の歴史を持つ伝統工芸

裏地には、山梨県の伝統工芸「甲州織」を使用しています。

甲州織は、富士山麓から湧き出る伏流水で染色を施した細い糸を高密度かつ均一に織り上げることで作られています。
経糸に双糸（撚り合わせた糸）・緯糸に単糸（一本の糸）を使用するのが山梨県の織物の特徴。

光沢感のある奥深い色合いや上品で重厚感のある手触りや汚れにくい点など、現在も高い品質を誇っており、傘やネクタイなどによく使われています。

製品を長くお使いいただくために

• 使い始めにクリームの塗布などを行いますと、革本来の経年変化が楽しめない場合がございます。ツヤや色に深みが現れてからのお手入れをおすすめしています。
• ブラシでホコリ等を除去した後、クリーム等を薄く塗り、乾いたら乾拭きを行います。
• 軽いひっかき傷程度でしたら、クリームを使用しなくても乾拭きをすると目立たなくなります。
• 万一、雨や水に濡れてしまった場合は乾いた布で擦らずに軽く押し当ててください。