こんにちは。
渋谷東急プラザ店の海川です。

皆さんはどのような理由でお買い物をするブランドや商品を決めていますか?

というもの先日、
スタッフ間で「商品」や「ブランド」を選ぶ基準について話し合ったことがあります。

私よりも若い男性スタッフの彼との会話。
彼の意見と私の意見が全くと言っていいほど違いました。

ただ、お互いの“基準”について話を聞いたりしていると、
納得する部分や勉強になる部分、
そしてただただ単純に変なコダワリも含まれていて、楽しかったのです。

私の商品選びの基準といえばその製品に特化した産地のものを選んでいました。

例えば
刃物であれば新潟県の燕市などのもの。
タオルは今治市のもの。などなど。

一方の彼はというと、彼は製品選びは素材第一
素材の持つ効果やその割合などをしっかりと見て決めるというだけあって、
その日身に着けているものもなんだか肌触りがよさそうでした。

そういえばスタッフとしても、
日々お客様とのお話を通して「sotを選んでくださった理由」をお聞きできることがあります。

そしてその理由もまた十人十色。

中でも最近印象に残ったのは「僕の生き方と理想にあっていたから」という理由。

派手過ぎず、物を大切にしたい。という気持ち選んでくださりました。
なんだかジーンッと心が温かくなって、とても嬉しかったです。

最近は時代とその時代に抱える課題の変化とともに、
“環境に優しい” “フェアトレード” “料金の一部が寄付金になる”という理由で商品選びをされる方も多くなっていると実感します。

sotとしては革の廃棄量を極力減らし、丁寧なモノづくりにこだわりを持っています。

また、衰退が進む国内の職人さんとその技術の継承に少しでも協力ができるようにと、
日本の伝統文化を製品に積極的に取り入れる試みもさせていただいています。

高級感漂う甲州織。400年の歴史を持つ伝統工芸

実は独立されて間もない若手職人さんと一緒にお仕事をさせていただいていたりもしているんですよっ。

来年はもっとお客様に喜んでもらえるようには何ができるだろうか。
さらには社会の為になにができるだろうか。
と最近はデザイナーの岩根さんと2人でワッキャワッキャと楽しく考えています。

国内の素晴らしい技術や伝統の継承を理由にsotを選んでいただけますと幸いです。

名高い献上品として愛される博多織。770年の歴史を誇る「織物の宝石」