こんにちは!
渋谷東急プラザ店の海川です。
最近「革」の勉強を始めました!
って「どへええええ!」今更!?っと思われた方もいらっしゃると思いますが、
革は勉強すればするほど奥が深い世界ということを知ってしまったが為に、
革界の沼のようなところに溺れたといってよいでしょう。
このお勉強を通して1つ分かったことがあります。
それは革製品はタンニンレザーを選ぶべきということ。
sot(ソット)がタンニンレザーを多く取り扱っているからという理由でもなく、
「ただ経年変化が楽しめるから。」という理由でもありません。
今日はなぜタンニンレザーがなぜ良いかをご紹介しますね。
1.環境と人体に優しい
皆さんは環境保護についてどう考えていますか?
最近はコンビニやスーパーのレジ袋が有料になって、
お会計時に「レジ袋はご利用ですか?」と聞かれると、
環境保護の時代に生きているいうことを自然に再認識させられる機会が増えましたよね。
そんな環境に対して、革業界もまた環境に配慮した取り組みを行っています。
様々な方法によって鞣された革の中でも、「タンニンレザーが作られるまでの工程や製法を見ると、本当に自然に優しい製法で作られていることが分かります。
まず、原料となるタンニン。
これは果物を含めた植物の幹や根、さらには葉っぱからも採取できる100%自然の成分です。
この原料に使われる植物は、絶対に過度に伐採されることのない、その国の当局によって管理されたものが使われていて、環境に配慮した厳しい管理の下で伐採されています。
また、使っている木材は再生が非常に早い種なので、森林再生スピードが速いのも特徴です。
抽出されたときは液状のタンニンですが、最終的には粉末状とその姿を変えます。
粉末状になるまでの工程には化学薬品は使用されておらず、
結果、タンニンレザーそのものに化学薬品の成分が一切含まれることなく、革の鞣しの原料として使用されます。
また、使用した燃料や排出した水はきれいな形に戻されて再利用されるか、
違った形の肥料や燃料に変えられて再び使用されることになります。
とってもエコで、化学薬品が使用されていないので、
アレルギー反応もなく安心して使えますね。
2.違いを感じる風合い、そして個性。
「すべてのものに個性なんかいらない。」という方がいたら、もう何も言えませんが、
私は「みんなと違うものが欲しい」と思ってsot(ソット)に来ていただくお客様の量に驚きます。
そして私はそんな方々を人間味と個性があって面白いと思っているので、
ついつい大好きになってします。
一度きりの人生ですものね、個性爆発させなきゃ。
革の風合いを損ねることなく鞣されたタンニンレザーは、
ひとつとして革の表情が同じものはなく、「あなただけに作られた製品」なのだと感じてもらえると思います。
シボもあれば傷もある。
色味も多少違えば、トラ(風合いのひとつ)もある。
そういった「まったく同じものがこの世にはない」というプレミアム感は、革好きにはたまりませんし、まだ革製品を使ったことがない人には実際に体験してほしいと思っています。
普段何気なくモノを買っていた私も、
最近は「地球環境にとって良いものか悪いものか」で購入品を買う「自分の中の新しい基準」が生まれました。
前者の選択肢の中に、タンニンレザーがあります。
皆様もタンニンレザーのものを使って、地球に優しい人間になりませんか?