大規模な再開発が進められている横浜。
近年では、オリンピック開催に向けて、より便利で楽しめる場所、そしてそれを支える大きな横浜駅は常に変貌を遂げてきました。
“国内乗り入れ鉄道会社数No.1”の巨大ターミナル駅の横浜駅のお話を中心に、横浜の歴史をご紹介しましょう。
横浜の歴史には欠かせない“横浜駅”の存在
あまり知られていませんが、横浜駅は幾度となく移転と災害による危機を体験してきた駅。
そんな横浜駅の歴史を簡単に見てみましょう。
実はアメリカ人が造った駅
“文明開化”という国の一大転換時期真っ只中の明治5年に開業をした初代横浜駅(現桜木町駅)。
初代横浜駅は世界的な物流・交通革命の影響を受けて建造され、同時期に開業した東京:品川駅と並ぶ日本最初の鉄道駅となりました。
あまり知られてはいませんが、設計はアメリカ人のR・P・ブリジェンス氏。
実際に初代横浜駅があった桜木町駅周辺を散策すれば、ここが元は横浜駅だったということを示す記念碑や横浜駅の歴史を学べる展示スペースがあります。
鉄道創業の地 記念碑
大正5年に開業した2代目横浜駅。
初代横浜駅の大きな役割であった膨大な貨物の輸送量と戦時需要の高まった兵力の動員に対する横浜駅の能力が限界に達し、より多くの乗客に身近な存在と貨物輸送の能力を高める意図で場所を高島町に移動させて再開業を果たします。
しかし開業をしてまもなく、関東大震災が横浜駅を襲い、2代目は消失します。
ーJR東日本ホテル「メッツ横浜桜木町」内に併設された横浜鉄道博物館【旧横ギャラリー】では当時実際に使われていた備品が展示されている。
現在の横浜駅
そして、関東大震災で消失した2代目に続く現在の横浜駅が3代目になります。
2台目のあった場所から北上した位置に移転され今に至り、年間乗降者数は世界第4位になるほどの大きな駅となりました。
より楽しめる横浜へ
2020年6月に横浜駅西口にJR横浜タワーとJR横浜鶴屋町ビルがオープンし、横浜駅西口の魅力と利便性が増しています。
JR横浜タワーにはランチやディナーの楽しめる飲食店のほか、シアターやイベントスペースも。
JR横浜タワーに隣接する横浜鶴屋前ビルにはホテル、スパ、飲食店など、よりラグジュアリーな雰囲気と施設が。
両施設はsot(ソット)ジョイナス店からとても近い場所にありますので、横浜にお越しの際はぜひお立ち寄りください。